睡眠中にうなる原因はカタスレニア|放置していいケースと対処法

睡眠の仕組みと科学
  1. 「夜中にうなってるよ」と言われても、本人は一切気づいていない理由
    1. カタスレニアは「吸って→長く吐きながらうなる」の繰り返しだった
    2. いびきと決定的に違う点:音の発生源が「声帯」にある
  2. いびき・睡眠時無呼吸症候群と混同されやすいが、仕組みはまったく違う
    1. 睡眠時無呼吸症候群と見た目は似ていても、酸素が下がらない理由
    2. 3つの「夜の音」を比較する:いびき・無呼吸・カタスレニア
  3. なぜ眠っている間だけうなるのか?脳と呼吸の関係から読み解く
    1. 発症のピークは思春期〜20代。大人になっても続く人が多い理由
    2. REM睡眠の「夜後半」に集中して起きるメカニズム
  4. 本当に放置していいの?「害なし」の真実と見逃せないケース
    1. カタスレニア単独なら身体的リスクはない、でも「質」が落ちている可能性
    2. 睡眠時無呼吸症候群が隠れているケースを見分けるサイン
  5. 今日からできる対処法と、病院に行くべきタイミング
    1. 生活習慣でできる3つのアプローチ
    2. CPAPや口腔内装置で改善した報告が出ている理由
  6. まとめ:「知ること」が、最初の一歩
  7. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. カタスレニアはいびきと同じ治療法で治りますか?
    2. Q2. カタスレニアは自然に治りますか?
    3. Q3. カタスレニアは何科を受診すればいいですか?
    4. Q4. カタスレニアは遺伝しますか?
    5. Q5. パートナーへの影響はどう対処すればいいですか?
    6. Q6. 子どものカタスレニアも同じですか?
  8. 参考文献

「夜中にうなってるよ」と言われても、本人は一切気づいていない理由

眠れていないのに、自分では熟睡していると思っていた。

朝目が覚めて、パートナーや家族から「昨夜、うなってたよ」と言われたことはありませんか。正直、最初は信じられないですよね。うなる、って。自分ではまったく記憶がないわけですから。「寝言じゃなくて?」と聞き返したくなる気持ち、すごくわかります。

でも実は、これには科学的な理由があります。

睡眠中に起こる音として有名なのはいびきですが、「カタスレニア(睡眠中うなり声)」は、いびきとはまったく違うメカニズムで起きています。本人が気づかない理由も、いびきと区別が難しい理由も、すべて「呼吸の仕組みの違い」で説明できます。

💡 この記事でわかること

  • カタスレニアとは何か、どんな音が出るのかの正確な定義
  • いびき・睡眠時無呼吸症候群との決定的な違い(比較つき)
  • なぜ眠っている間だけうなるのか、脳と呼吸のメカニズム
  • 放置していいケースと、病院に行くべきサインの判断基準
  • 今日からできる3つの対処法

「怖い病気なの?」という不安を先にお伝えしておくと、カタスレニア単独では命に関わるリスクはないとされています(Alonso et al., J Clin Sleep Med, 2017)。ただし、睡眠の質に影響が出ているケースや、他の睡眠障害が隠れているケースもあるため、「知って、正しく判断する」ことが大切です。順番に解説していきます。

 

カタスレニアは「吸って→長く吐きながらうなる」の繰り返しだった

カタスレニアの発音パターンは非常に特徴的です。まず深く息を吸い込み、次にゆっくりと長く息を吐きながら、その途中でうなり声のような音を発します。そしてまた深く息を吸って、またうなる。これが数秒から数十秒のサイクルで繰り返されます。

2020年に発表されたYu M et al.のポリソムノグラフィー研究では、23名のカタスレニア患者を詳細に分析し、合計3,728回のうなり声エピソードを記録しています。その結果、1回のうなりの平均持続時間は11.4秒(最短1.3秒〜最長74.9秒)であることが明らかになりました。74秒というのは、1分以上うなり続けることもあるということ。正直この数字を見て「そんなに長いのか」と驚きました。

📊 研究データ

Yu M et al.(Physiol Meas, 2020)の研究では23名・3,728エピソードを分析。うなりの平均持続時間は11.4秒で、最長74.9秒に及ぶケースも確認された。

重要なのは、本人はこのうなり声に気づいていないという点です。カタスレニアは呼吸の制御が睡眠中に変化することで起きますが、意識的にうなっているわけではありません。パートナーや家族から指摘されて初めて知る、というパターンが圧倒的多数です。

いびきと決定的に違う点:音の発生源が「声帯」にある

「でも、いびきも寝ている間に出る音でしょ?」と思われる方も多いはずです。実は、音の発生メカニズムがまったく違います。

いびきは、喉の奥にある軟口蓋や口蓋垂などの軟部組織が、呼吸の気流で振動することで発生します。音が出るのは主に「吸う」タイミングです。

一方、カタスレニアの音は声帯が能動的に閉じた状態(内転)で息を吐くことで発生します(Alonso et al., 2017)。声帯を使っているので、音には規則的な倍音(ハーモニクス)があり、音響分析をすると明らかに区別できます。2020年のYu et al.研究でも、うなり声の波形は規則的・半規則的だったのに対し、いびきの波形はカオス的(不規則)であることが音響解析で確認されています。

🔑 重要なポイント

カタスレニアの音は「声帯が作り出す音」。いびきとは発生源も発生タイミング(吐く息)も異なる。音響的には規則的な倍音があり、専門家には明確に区別できる。

 

いびき・睡眠時無呼吸症候群と混同されやすいが、仕組みはまったく違う

この3つは「眠っている間の呼吸の問題」として混同されがちですが、別物です。

特に睡眠時無呼吸症候群(OSA)との混同は、受診の遅れにつながることもあるため、しっかり理解しておく価値があります。

睡眠時無呼吸症候群と見た目は似ていても、酸素が下がらない理由

睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、睡眠中に気道が塞がれて呼吸が止まり、血液中の酸素濃度が低下する状態です。心臓や脳への負担が大きく、放置すると高血圧や脳卒中リスクと関連することがわかっています。

カタスレニアはOSAと同じように「呼吸が変な感じになる」ため、パートナーが「呼吸が止まっている」と誤解するケースがあります。ところが、カタスレニアでは酸素飽和度の低下はほとんど起きませんVetrugno R et al.(Eur J Neurol, 2007)が10名のカタスレニア患者を分析した研究では、うなりの際に呼吸回数は減少するものの、酸素低下は確認されませんでした。これが「命に関わらない」と言われる根拠のひとつです。

ただし、カタスレニアとOSAが同時に存在するケースもあることが近年の研究で指摘されています。2023年にはOSAとカタスレニアが合併する新たなタイプの症例報告が発表されており(Buyse B et al., Sleep Medicine, 2023)、「カタスレニアだから安心」と断言できない側面もあります。後述する「病院に行くべきサイン」を確認してみてください。

3つの「夜の音」を比較する:いびき・無呼吸・カタスレニア

カタスレニア・いびき・睡眠時無呼吸症候群の比較

夜の3つの「呼吸の音」何が違うのか

仕組みを知れば、正しく対処できる

カタスレニア
いびき
睡眠時
無呼吸症候群
音の種類
単調なうなり声
(モノトーン)
ガーガー・
イビキ音
大きないびき
+ 無音(無呼吸)
音の発生源
声帯
(能動的閉鎖)
喉の軟部組織
(振動)
気道の閉塞
(完全・部分)
呼吸の
タイミング
息を吐くとき
息を吸うとき
吸うとき +
呼吸停止
起きやすい
睡眠ステージ
REM睡眠
(夜後半・約80%)
全ステージ
(特に浅い眠り)
全ステージ
(仰向けで悪化)
酸素低下
ほぼなし ✓
軽度〜なし
あり(繰り返す)
身体的
リスク
低い
(睡眠質の低下は要確認)
低〜中
(重症は要注意)
高い
(高血圧・脳卒中リスク)

参考:Alonso et al., J Clin Sleep Med, 2017 / Yu et al., Physiol Meas, 2020

上の図をご覧いただくとわかるように、3つの状態はそれぞれ音の発生源・発生タイミング・酸素への影響がすべて異なります。カタスレニアは「吐く息でうなる」という点が最大の特徴です。パートナーが録音してくれた音声を医師に聞いてもらうことが、診断への最短ルートになります。

なお、カタスレニアの診断はポリソムノグラフィー(PSG)と呼ばれる睡眠検査が標準的な方法です。呼吸センサー・脳波・筋電図・マイクを同時に記録し、うなり声が発生したときの体の状態を総合的に評価します(Shakespeare & Parkes, J Sleep Res, 2025)。

 

なぜ眠っている間だけうなるのか?脳と呼吸の関係から読み解く

起きているときは絶対にうなったりしないのに、眠ると出てくる——この不思議さ、気になりませんか。

カタスレニアの発生メカニズムはまだ完全には解明されていませんが、現在有力視されている仮説が「呼吸ドライブの異常」です。

発症のピークは思春期〜20代。大人になっても続く人が多い理由

カタスレニアの症状は、多くの場合思春期から20代の頃に始まるとされています(Vetrugno et al., 2007では5〜16歳の発症が報告)。最初は気づかず、大学の寮や軍の訓練施設など、他の人と同じ部屋で寝るタイミングで初めて知ることが多いようです。成人後も自然に消えることは少なく、長年続く人が大半です。

ある仮説では、カタスレニアは新生児期の呼吸パターンの名残(vestigial breathing pattern)が睡眠中に再出現したものではないかと考えられています(Vetrugno et al., 2007)。新生児は呼吸のリズムが不規則で、吐く息に声帯が関与することがあります。成長とともに通常は消えますが、眠っているときだけ古いパターンが復活する、という考え方です。

REM睡眠の「夜後半」に集中して起きるメカニズム

もうひとつ注目すべき発見があります。カタスレニアは夜の後半、特にREM睡眠(急速眼球運動睡眠)中に集中して起きやすいという点です。

Drakatos P et al.(Sleep Med, 2017)が38名の患者を分析した研究では、カタスレニアの発生の81%がREM睡眠中に集中していることが確認されました。また、Yu M et al.(2020)の研究でも23名のうち16名(70%)がREM優位型でした。

REMとノンREM睡眠の違いについては、夢を見ている時は眠りが浅い?レム睡眠とノンレム睡眠の科学的真実とはで詳しく解説していますが、REM睡眠は夢を見ている段階で、骨格筋の活動が抑制される一方、脳は活発に動いています。この状態で呼吸ドライブの調節が乱れると、声帯の制御にも影響が出るのではないかと考えられています。

📊 研究データ

Drakatos P et al.(Sleep Med, 2017)の38名分析では、カタスレニア発生の81%がREM睡眠中に集中。夜後半(REM睡眠が長くなる時間帯)にうなりが増えやすい理由はここにある。

REM睡眠は夜が深まるほど長くなります。だから、カタスレニアは「寝はじめよりも明け方に向かうにつれて起きやすい」という傾向があります。パートナーが「明け方に特にうなりがひどい」と感じるとしたら、このメカニズムが関係しているかもしれません。

 

本当に放置していいの?「害なし」の真実と見逃せないケース

「身体的リスクはない」という話を聞いて安心しかけたところで、少し待ってください。

カタスレニアに関する国際的な分類(ICSD-3)では、「単独症状・正常バリアント」として位置づけられています。しかし研究を読むと、「完全に放置でいい」とは言い切れないケースがあることもわかってきます。

カタスレニア単独なら身体的リスクはない、でも「質」が落ちている可能性

カタスレニアが起きているとき、脳波を見るとEEGアロウザル(マイクロな覚醒反応)が同時に起きているケースが確認されています(Drakatos et al., 2017)。つまり、本人の意識には上がらないけれど、睡眠が細かく分断されている可能性があるということです。

実際、カタスレニアの患者さんから「寝ても疲れが取れない」「日中に眠気がある」という訴えが少なからず報告されています。睡眠が細かく分断されたときに起きる影響については、夜中目が覚める原因を解明!でも詳しく紹介していますが、慢性的な睡眠分断は日中のパフォーマンスや気分に影響を及ぼすことが知られています。

「うなっているだけ」と思っても、眠りの質への影響は本人が思っている以上に出ているケースがある——これがカタスレニアの見逃せないポイントです。

睡眠時無呼吸症候群が隠れているケースを見分けるサイン

以下のセルフチェックで、3つ以上当てはまる場合は専門医への相談を検討してください。

⚠️ こんなサインがあったら要確認

  • 日中に強い眠気があり、会議中や車の中でうとうとしてしまう
  • 朝起きると頭が痛い、または口が乾いている
  • パートナーから「呼吸が止まっていた」と言われたことがある
  • 肥満傾向がある(BMI 25以上)
  • 高血圧や生活習慣病がある
  • 夜間に何度もトイレで目が覚める

これらはOSAと重複するサインです。カタスレニアとOSAは同時に存在しうることが近年の研究で明らかになっており、合併している場合は治療の優先度が上がります。

🔑 重要なポイント

「命に関わらない」は正確だが「完全に無害」とは言い切れない。睡眠分断による質の低下、OSAとの合併の可能性——これらを踏まえて判断することが大切。

 

今日からできる対処法と、病院に行くべきタイミング

「うなり声を止めたい」という気持ち、そして「パートナーへの申し訳なさ」——その両方に対して、できることがあります。

カタスレニアには確立された薬物療法はなく、これまでにクロナゼパムやトラゾドンなどが試みられましたが、効果は不十分だったと報告されています。一方で、いくつかのアプローチが症状の改善に役立つ可能性があります。

生活習慣でできる3つのアプローチ

まず、できることから始めてみましょう。焦らなくて大丈夫です。

✅ 今日から実践できること

  • 横向き寝を習慣にする:仰向けは上気道が狭くなりやすく、カタスレニアを起こしやすい姿勢です。横向きに寝ることで、声帯周辺の気道が開きやすくなると考えられています。
  • 深呼吸・腹式呼吸のトレーニングを取り入れる:Alonso et al.(2017)のレビューでは、深呼吸エクササイズ・ヨガ・瞑想・ミオファンクショナルセラピー(口腔周囲筋のトレーニング)が症状軽減の候補として言及されています。毎日5〜10分の腹式呼吸から始めてみてください。
  • 睡眠衛生を整える:睡眠の質そのものを上げることで、REM睡眠の安定につながります。就寝時刻を一定にする、寝る2時間前にはスマホの画面を暗くする、といった習慣が基本です。

CPAPや口腔内装置で改善した報告が出ている理由

医療的な介入として、最も報告例が多いのがCPAP(シーパップ)療法です。鼻や口にマスクを装着し、一定の空気圧をかけることで気道を開き続ける装置です。

2017年に発表されたポルトガルの研究では、カタスレニアの患者8名にCPAP療法を行ったところ、7名で夜間のうなり声が完全に消失し、全員が日中の不調の改善を実感(平均改善度80/100)したと報告されています。

カタスレニアの対処法

カタスレニアへの対処:段階別アプローチ

まずは生活習慣から。症状が続くなら医療的な選択肢へ

STEP 1

今夜からできる:姿勢を変える

🛏 横向き寝を習慣化する

仰向けでは舌根・軟口蓋が重力で沈下し、上気道が狭くなります。横向きに寝ることで声帯周囲の気道が開き、カタスレニアが起きにくい環境になります。抱き枕を使うと姿勢が安定します。

STEP 2

毎日の習慣に:呼吸筋を鍛える

🧘 腹式呼吸・深呼吸エクササイズ(1日5〜10分)

Alonso et al.(2017)のレビューでは、深呼吸練習・ヨガ・瞑想・ミオファンクショナルセラピー(口腔周囲筋のトレーニング)が症状軽減の候補として言及されています。鼻からゆっくり4秒吸い、口からゆっくり8秒吐く練習を毎晩就寝前に行いましょう。

STEP 3

睡眠の質を整える:REM睡眠を安定させる

就寝・起床時刻を毎日一定にする

カタスレニアはREM睡眠中に集中します。体内時計が整うとREM睡眠のリズムが安定し、症状が落ち着くケースがあります。週末も含めて起床時刻を変えないことが最大のポイントです。

医療的対処

症状が続く場合:専門医に相談

CPAP療法

8名中7名でうなり声が消失(ポルトガル研究, 2017)。日中の不調も全員が改善を実感。現時点で最もエビデンスが厚い選択肢。

口腔内装置(MAD)

CPAPが続けられない方の代替候補。うなりの頻度に有意な減少を確認(Yu et al., 2021)。携帯しやすくコンプライアンスが高い。

参考:Alonso et al., 2017 / Gómez et al., 2020 / Yu et al., 2021

また、2021年には口腔内装置(マウスピース)がCPAPの代替治療として評価された研究(Yu M et al., PMC)が発表され、うなりの頻度に有意な減少が確認されています。CPAPに比べると携帯性・受容性が高いため、CPAPが続けられない方の選択肢として注目されています。

🔑 病院に行くべきタイミング

日中の強い眠気・朝の頭痛・パートナーへの影響が続いている場合は、睡眠専門外来への受診がおすすめです。ポリソムノグラフィー(PSG)検査でカタスレニアか否かを正確に診断でき、OSAとの合併有無も同時に確認できます。

 

まとめ:「知ること」が、最初の一歩

カタスレニア(睡眠中うなり声)について、改めて整理します。

カタスレニアは、深く息を吸い込んでゆっくり吐きながらうなり声を発する、特徴的な睡眠中の呼吸現象です。いびきや睡眠時無呼吸症候群とはメカニズムが異なり、酸素低下はほとんど起きません。発生の80%前後はREM睡眠中、特に夜の後半に集中します。原因は呼吸ドライブの異常が有力視されており、思春期に始まり長年続くことが多いです。

放置して完全に問題がないとは言い切れませんが、「まず自分の状態を正確に知ること」が大切です。録音する、パートナーに観察してもらう、日中の眠気や疲労感を振り返る——そういった小さな確認から始められます。

横向き寝、腹式呼吸の練習、睡眠習慣の改善。まずは1つだけ試してみてください。少しずつ変わっていきます。


よくある質問(FAQ)

Q1. カタスレニアはいびきと同じ治療法で治りますか?

いびきとは発生メカニズムが異なるため、いびき用の鼻腔拡張テープや口腔内の器具がそのまま有効とは限りません。ただし、CPAP療法や口腔内装置(マウスピース)は両方に対して効果が報告されています。まず睡眠専門医に相談し、検査を受けた上で自分の状態に合った方法を選ぶことをおすすめします。

Q2. カタスレニアは自然に治りますか?

現時点の研究では、カタスレニアが自然に消失したという報告は少なく、多くの場合は長年続くとされています。ただし、症状の強さや頻度には個人差があり、生活習慣の改善(横向き寝・呼吸エクササイズなど)で落ち着くケースもあります。

Q3. カタスレニアは何科を受診すればいいですか?

睡眠専門外来のある病院(内科・耳鼻咽喉科・神経内科など)が適切です。「睡眠外来」や「睡眠センター」を併設する医療機関では、ポリソムノグラフィー(PSG)検査が受けられます。受診前に可能であればパートナーに録音してもらった音声を持参すると、診断の参考になります。

Q4. カタスレニアは遺伝しますか?

現時点では遺伝的な要因についての明確なエビデンスはありません。同じ家族内での発症例はあるものの、遺伝か環境要因かは特定されていないのが現状です。

Q5. パートナーへの影響はどう対処すればいいですか?

カタスレニアの音は単調で大きく、パートナーの睡眠を妨げる「社会的問題」として論文にも記載されています(Alonso et al., 2017)。耳栓の使用、別室での就寝、あるいはCPAPや口腔内装置での症状軽減といった対策が考えられます。パートナーと一緒に医療機関を受診し、対策を検討する方も増えています。

Q6. 子どものカタスレニアも同じですか?

カタスレニアは子どもにも発症します。5歳頃から始まるケースも報告されており、成長とともに自然消失するかどうかはケースバイケースです。子どもが夜中にうなっている場合は、小児科または小児睡眠専門医に相談することをおすすめします。


参考文献

  • Alonso J, Camacho M, Chhetri DK, Guilleminault C, Zaghi S. Catathrenia (Nocturnal Groaning): A Social Media Survey and State-of-the-Art Review. J Clin Sleep Med. 2017;13(4):613–622.
  • Yu M, Wen Y, Xu L, Han F, Gao X. Polysomnographic characteristics and acoustic analysis of catathrenia (nocturnal groaning). Physiol Meas. 2020;41(12):125012.
  • Drakatos P, et al. Catathrenia as a REM predominant disorder of arousal. Sleep Med. 2017;32:222–226. PMC6554196.
  • Vetrugno R, Lugaresi E, Plazzi G, et al. Catathrenia (nocturnal groaning): an abnormal respiratory pattern during sleep. Eur J Neurol. 2007;14(11):1236–1243.
  • Gómez T, et al. Catathrenia resolved with the lowest CPAP pressure settings. Pulmonology. 2020;26(2):107–110.
  • Shakespeare J, Parkes E. The role of home polygraphy sleep studies in the diagnosis of catathrenia. J Sleep Res. 2025;34(4):e14440.

※本記事はAIによって生成された内容が含まれています。医学的情報や重要な事実については、公開されている医学文献や専門家の見解を参考にしています。
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

タイトルとURLをコピーしました